光を掴む、ロックンロールの焦点(ハイライト)
■TRACK
1.荒夜のWanderers
2.メロディが零れ落ちた
3.secret late show
4.向日性
■DESCRIPTION
――光りに焦がれて、光で焦がせ。
バンド結成10周年・戌年を記念し、昨年5月にTSUTAYA O-WEST単独公演を大成功させたThe Doggy Paddle。11(ワンワン)年目第1弾リリースとなる『highlight-EP』は、バンド史上最高にエモーショナルな4曲を収録。
ライヴで披露するや否や、物販への問い合わせが殺到したワイルドなダンスナンバー「荒夜のWanderers」、疾走感溢れるガレージロック「メロディが零れ落ちた」、アダルティーなディスコで揺らす新規軸の「secret late show」。そして極め付きは、夢追い人の業を歌った「向日性」だ。初めてギターを置き、ハンドマイクで歌うヴォーカル・恵守の鬼気迫るライヴパフォーマンスは観客のみならずバンドマンからも絶大な支持を得ている。
今作のテーマは、光。夢や希望といった表の顔だけでなく、何かを暴いたり焼いたり追い立てたりする裏の顔にもフォーカスしている。
日々の葛藤や苦悩をどこかファンタジックな物語化する作詞センスと、泥臭いバンドサウンド。そして圧倒的なメロディで魅せるThe Doggy Paddleのハイライト的EP、ここに完成。毎秒訪れるクライマックスを、聴き逃すな。
text by イシハラマイ
■SHOP
■リリースコメント
ロックミュージシャンは退屈している。
ロックミュージシャンは怒っている。
ロックミュージシャンはさよならをツバいっぱい吐きかけて歌う。
ロックミュージシャンは血の色のギターで弾き語らず吐き叫ぶ。
おおよそ伝えるという行為からはかけ離れている音だったり言葉が、
なぜか僕の真ん中にぶっ刺さる理由は
目の前で究極に「純」な振る舞いをされるからでしょうね。
月に手を伸ばすように自然で美しい音楽。
これがタワーレコードで1500円だって。
退屈を数時間切り売りしたら買える。
最高純度が最短距離で手に入りますよ。
おとなもこどももおねーさんも、君も。
なんだか吹き飛びたくなる、
いい口実になるCDだと思います。
◆イシカワリニスタ / The BEG
「荒夜のWanderers」から始まり、「向日性」までセットリストの様な綺麗な流れ。
「荒夜のWanderers」のメロディと歌詞のリズム感が小気味良く、
一曲目から私が実際に彼らのライブを見て感じたThe Doggy Paddleという世界観に浸る事が出来る。
続く「メロディが零れ落ちた」では疾走感と共に情景が思い浮かぶ歌詞が印象に残る。
詩的でもあり感情的でもある。
「secret late show」ではギターリフが曲を引っ張るタイトな展開。
加えリズム隊が非常にセクシーである。3分に満たない時間がこの曲の良さを助長している。
最後に「向日性」。サビのメロディがとにかく強い。
実際に私も彼らのライブの中で、この曲のサビが一番頭に残っている。
「死ぬほどに生きたんだろ」という歌詞に震える。
「highlight-EP」を通して聞いて感じた色は青だった。
全曲の歌詞を改めて見返すと、一曲目「荒夜のWanderers」に
「駆け抜けろ蒼いまま」とあり腑に落ちた。
このEPは彼らのライブ、横道氏のギターソロを実際に見て五感で感じた時、リスナーの中で完成するだろう。
◆稲妻アキ / 純情マゼラン
恵守くんの高いところで歪んだ声が好きです。
メーロディイイーーーー!!!
おやぁ、なにこの最後のバラード良いですー。
非常事態を繰り返してこれで最後だと願おう。
◆大下直記 / 赤丸
ドギーパイセンの真っ直ぐさが詰め込まれた楽曲達、
ただその中に強さと弱さ、
うん、
◆オギタカツヤ / THE JUNKIE BRIGHTS
今まで積み重ねてきたドギーサウンドと、新しい扉を開けたドギーサウンドの両方が楽しめるEP。
人は歳を重ねると丸くなるって言うけど、ドギーは逆だな。より尖ってきてる。
でもそれは単純に攻撃的になったってわけではなくて、さらに勢いよく心を燃やしてるというか。
だって、このEPを夜寝る前に聴くと物凄くぐっとくるんですよ。心が燃えます。
highlight-EP、必聴です。
とりあえず早くドギーのLIVEが観たいっ!
◆グンジジュンペイ / moll
ストレートに伝えたい、は彼らの専売特許だと思います。
煌びやかで泥臭くて、でもってクールでいて。
隠した刃物をチラつかせて、あなたをハラハラさせてくれる。
でも安心できるんだ。カッコいいでしょう。
見逃せないライブシーンの音の4曲に仕上がっていると思います。
暖かい音も冷たい音も斬れ味バツグン。耳に入ってくるのはドギーの『聴いてくれ』という思い。
ダンサブルなキラーチューンから始まって、風が吹くセカンド、ギターの気持ちいいサード。
陽の当たる朝へのホームラン!
ボクは心を掴まれた。
彼らの想う世界へ向かう、ロックンロールは観てみたいと思わないかい?
一緒に観ようよ。
◆阪本ツバサ / LODYPOPS
「人生のレールから外れ、バンドをやり、気が付けば ”売れるバンド” のレールからも外れて、
一体どうやってこれから生きていこうと考えた時
やりたい事をやりたいようにやっている姿を見せる事がバンドとしての答えだ」
そんな事を言っていた彼らの「今、ドギーがやりたい事」が詰まったこの一枚。
自らが信じる答えに求めることは時に覚悟を必要とする。
追い求める光が遠ざかるとしても The Doggy Paddleは
道なき荒野を蒼いまま最短距離で駆け抜けるのだろう。
手を伸ばしても届かないなら、もう一方の手を伸ばすのみ。
それでも駄目ならもう一度、と。
繰り返し、足搔いている内にいつしか次のステージへと進んでいる。
そんな彼らにしか出来ない極上の ”犬かき” の最新の一手が
一人でも多くのあなたに届きますように。
◆杉本タカフミ / BLANK DISK BOOTLEG
バンドと航海はよく似ている。
荒波にもまれる時もあれば、漣にその身を委ねる時もある。
如何なる時も船は前へ進んでいる。
highlight-EP、この作品は彼らにとってロックンロールという大海原の新しい”泳ぎ方”を表現している作品だと俺は思います。
◆田中正彦 / mellow
曲を聴いていて「鳥肌が立つ」って自分の感覚に一番嘘がないリアクションだと思っているのですが、
The Doggy Paddleの各曲にはそれぞれその瞬間が散らばってました。
個人的なオススメは4曲目の向日性。
音源でじっくり聴き込んでからライブで聴いたら男でも濡れる。
◆出澤 航平 / August Fool
ロックンロールバンドの未来なんて何もない確率の方がずっと高いし、自分の理想なんて殆どが空中分解して、
大人になって今更思春期の子供みたいに傷つく。
そうして傷ついた人達は遅めに大人になっていって、現実を見ることができない大人達はいわゆる
「薄っぺらい面倒な奴」にランクアップしていく。
そうと知りつつ、それを冷めた目線で見ながらも炎を喉の奥に溜め込んでいるのがDoggyちゃん達かなと思う。
冷たい水が高温物質に触れるとどうなるか。爆発が起こる。
恵守の持つ感染すると熱くてたまらない毒は多分もう溢れそう!後はバラまくだけ!
夢の死骸なんていう冷ややかなものを持ったDoggyちゃん達が爆烈するのはもうすぐだ。
いったれやったれ毒恵守テロ。
◆NOZOMI / 33 Insanity’s Vertebra
The Doggy Paddleの新譜EP、聴かせてもらいました!
バンドとして今のドギーパドルが音楽的にめちゃくちゃいい状態で
このEPが名盤になるということは間違いないっすね
おれが音楽を始めた頃から憧れ続けたロックバンド達からもらった衝動をもう一度ハッと目覚めさせてくれるバンド
ロックファンは勿論、バンドやってる若い人達にもこの音を言葉をメロディーを聴いてほしいなと思います
東京で凌ぎを削ってきたライバル、まためちゃくちゃいいCD作りやがったなこのやろー 笑
みんなも絶対聴いた方がいいですよ!
ライブでの、最高の瞬間を待ちわびて!
◆野田 / HUMANDRIVE
見えない何かに縛られ続けてロックスターは窮屈な社会から咆哮を上げる。
助けなきゃいけない人が多過ぎるのだ。煌めく光ではなく、確かな光。未来は今。
反応してみておくれ。歪んだ声がしっかり掬い上げてくれる。
◆ピヨ彦 / バニーブルース
出会った頃は、まだまだお互いに若かった。今回「highlight-EP」を聴いた。
先を向いて走ってる感じがした。未来に期待と希望を胸に「まだまだこれからだ!」って言ってる気がした。
そんな作品、バンドだから響く。
◆ヨシノ アキト / HISTGRAM
物足りない無味乾燥な日々におびえ、這いずり回って明滅する光に向かって手を伸ばした。
そしたらそこには水面上を四本の足で一筋に足掻き陸地を見据えている彼らがいた。
俺やアンタ達の求めているロックンロールってやつはこのEPに詰まっている。
世界よ、よく聞け。
これがThe Doggy Paddleだ。
◆リョーヘー / The BBB